卵と鶏
境界性人格障害
17の時から精神科に通っていて、こう診断されていた。
この病気は、他社に見捨てられるという根拠の無い不安、理由のない強い虚しさ、なぜ生きているかわからない、生きているのが辛い、時には鬱、俺はオーヴァードーズだったが、人によっては自殺を試みる人も少なくない病気。
同時に、アルコール、ギャンブル、薬物、セックスなど、なにかに依存してしまいがちな病気でもある。
周りの人間を振り回し、傷つけたりするので疎まれることも多い。
病気だからアルコールに依存したのかどうかというところは、もうどちらでもいい。
今の俺は
アルコール依存症で、境界性人格障害だ。
明日は、これから通うことになるクリニックにはじめて受信する日。
絶望もしていないが、希望も特に持っていないというのが今の気持ち。
これから、どこにいて、誰と生きていくのか、今はなにもわからない。