家族ゲーム
アルコールのセミナーを受けた。
午後のデイケア。
今回の内容は、依存症の本人と、家族の問題。
俺の親父もアルコールの問題を抱えてた。
いや、明らかに依存症だった。
今もたぶん、生きて飲んでるか、もしかしたら飲んで死んだかもしれないけど。
蛙の子は蛙じゃないけど、情けないことに同じ依存症になった俺。
でも色んな学説や理論で頭を整理してもらうと、起こるべくして、なるべくして、物事は起こる。
今までも、精神疾患やらで育った環境との因縁は思い知らされたけど、今回も関係ないわけじゃないみたいだな。
でも
今までの俺と違うのは
そう分かっても、自暴自棄になったり、自分の人生を呪ったり、自分のことを極端に過小評価することを
今はしなくてもいられるようになってる。
「〇〇家の〇〇の息子」
の俺はいい加減もういいよ。
いい年こいて、親との関係もくそもあるか、と、ポジティブな意味で思う。
俺は俺。
俺のために、俺の幸せや気持ちの良い暮らしのために、やることをやろう。
目の前の、むせ返るような濃い霧のうちの
いくらかが晴れた気がしてる
ここのところなにか
無駄がポロポロと
剥がれ落ちて身軽な気持ち。
これから彼女とデートです。
今を生きてて嬉しいことがたくさん、あると思える自分のことが、なかなかだと思える。