飲み込んで
つまらないから
約束もしないで
雨が降る
泣きながら
名前も呼ばず
ねえ
そこから こっち側は どう見える
こっちからは
全てが
クソみたいに 羨ましい
なんて
思った振り
逃げよう
もう
逃げよう
1泊2日でもいい
ここには
いたくない
なにもしらないままで
わらっていたい
そのあと
なにがあるとしても
それがすべてと
思い込みたい
満月に意味なんてないから
張り付いたものを 引き裂きたい
楽しんでるふりなんか
してなかった
美しい指
なにかの腐った匂い
気配を殺して
独裁的に 欲を満たして
ギリギリ狂わない 東京
心臓が 泣いてる
メイクをして
笑う
白い胸は
すべての儚いものを
吐き捨てるように
朝を迎える
心臓が泣いてる
感傷にまみれて
酔いしれたのも
心臓が泣いてる
白い胸は
なんの夢も見ない
ギリギリ狂わない 東京
怯えたまま
動かなくて
そのまま 次の駅で降りたら
知らない人