Th8s is not my riot act2
高校はギリギリ卒業できた
薬がてんこ盛りで
あまり覚えてない
カウンセリングは何度も逃げ出した
勉強はできた
テスト前に少しやれば
全く問題なかったけど
学校にいないから
順位はよくなかった
女の子と遊んでた
年上が楽だった
セックスすると気が紛れた
大人になって 勝てるような気もした
ギターは楽しかった
年上とバンドをした
僕は下手くそだけど
人前で何でもした
ビールを飲みながら
胸を切りつけて
Tシャツを燃やしたこともあった
そんなことして
仲間に入れてもらってた
ホントに好きになった子は
1人だけいた
家を出た
18で、父親を捨てた
僕は一人で
横浜に
知り合いの風俗嬢の部屋に
居座りながら
派遣で働いてたら
ドラマーと知り合った
僕らはすぐ
スタジオに入り
曲を作り始めた
苦い汁だけを人生から絞り出したような
音楽をたくさん作って
時には泣きながら、作って
1部の物好きには評価された
数年経つと
客は増えなくても
ライブハウス側のにんげんとか
作り手側には
何故か評価された
25からの少しの間
ピークを迎えた
確かにそこには、純度の高い、何かがあった
よく二日酔いでスタジオに遅れた
それと
ドラムは音楽で食いたかった
内容より、それだった
僕は、僕の作るものは
一切の手出しを許さなかった
バンドは終わる
横浜にいれなくなることも
いくつか起きた
刺されたり
人に追われたり
僕は引っ越した
全部から逃げるように
今でも横浜は、好きな街だ
ありがとう
信じるものがあって
その時は
傷つけた人と同じくらい
大切な人もいた
本当に好きだった人も
一人いた
逃げ出して それから いろいろあって
今ここにいる
moonage daydream聴きながら
少し
思い出した