銀色に輝くあいだ
思い出したいような
そうでないような
横浜
7年間を過ごした横浜
音楽に狂った横浜
愛着に惑い
カサカサに乾いて
放蕩した横浜
何人の人とセックスしたろう
何人のオーディエンスが
道化を見る目で
「飛んでみろよ」と思って面白がっていたろ
僕の自虐の街
音楽も
セックスも
とんでもない自虐的な行為だった
そんな頃を過ごした街に
今夜いる
なんだろう
横浜はこんな街だったか
新宿や渋谷と
大して変わらない
ここには何かあるように
思っていたんだけどな
あのころの俺はどこにいるのかな
まだおれの中にいるのかな
ここは どの横浜かな
あの横浜とは違うのかな
この僕は
どの僕かな
あのころの僕とは
違うのかな