遠くから狙いすまし 静かに数を数え 唇をかみながら 想像の中で それを撃ち抜く 驚くほど 静かに これ以上ないくらい 手際よく 口と肛門 どちらも どちらでも 静かにしろ 入口から出て 出口から入る 遠くから狙いすまし 静かに数を数え 唇をかみながら 想像の中で それを撃ち抜く 驚くほど 静かに ... 続きをみる
2018年6月のブログ記事
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手を 離そうか もう いいか 執着と 無関心が ピタリと 同じところを指す 期待と 無関心が 同じ時間に アラームを鳴らす 手を 離そうか もう いいか でも まだ どっちでもいいから 明日でも いいか 全てが 等しく 乾いている
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閉じた 籠った 外は明るく 賑やかで 疎ましく 妬ましい 足早に 通り過ぎる へばりついた 他人の笑顔が 疎ましく 妬ましい ぼくのかたち あなたのかたち この街のかたち 全てに 違和感を感じて 急ぎ足で 帰る夜
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かなしいこと むなしいこと うれしいこと 興奮 全て 一過性のもの むなしい なにが残るのか 僕の手のなかに
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普通じゃないって 苦痛もないって くだらないって くさらないで いて 焦げ臭くていて キラキラしてんだって 撒き散らした 命 しがみついて 狂ってんだ そうだろ そうだろ みじめでも くるしくても しがみついてるのは きっとまだ見ていない景色に 少しの期待を 寄せているからかもしれない 狂ってんだ
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テーブルの上を汚して 笑いすぎて 死んだフリ 裸足のまま タバコを買いに テーブルの上を汚して 笑いすぎて 死んだフリ 今はいい 今は いい 明日さあ て 言いかけて 黙る 口にオレンジを詰めて ふざける テーブルの上を汚して 笑いすぎて 死んだフリ 今はいい 明日は 溶けて消えた
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洗い流すこともなく ただ漏れるように 降る雨と その下の いくつもの かなしみに だれも悪くない なんて思わないけど こたえは 意味もない そんなことより 雨が降っていて 濡れてはいないか それを思う どこの空も 同じだよ あなたは 濡れては いないか それを思う
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ロジック 迷路 選択肢の数だけ 個性的に見える AからA'へと 移行しても 柔軟に 応える 広大な 選択の世界 誰しもの もしかしたら あそこのあいつの みんなの ガールフレンド 温度すら いつかは ロジック 迷路 選択肢の数だけ 個性的に見える AからA'へと そんな みえない つめたい やさし... 続きをみる
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4まで数えたら 悲しみを 思い切り 4まで数えたら 悲しみを 思い切り とても可愛い とても綺麗 なのに こんなところまで 歩いてきてしまった 4まで数えたら 悲しみを 思い切り とても綺麗 なのに こんなところまで 歩いてきてしまった
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空に 化け物 地面は ゆるゆると 溶けて 魚は はじけ飛ぶ 携帯は 震え続け 逃げる人 奪う人 僕ら手を繋ぎ 天国から 迎えが来るのを待つ 未来の人はいう 「彼らは遠くに行きました」 そんなふうに語られる日 いつの日か 夢見る猿の話
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