あの人は誰かの子で あの人も、誰かの子で もしかしたら、誰かの親で 子供だったあの子は 小さな 親で 僕は ずっとここで 誰の子でも 親でもない それはとても 寂しいよ 憧れは 胸にしまって もしもは 飲み込んで 諦めは 潔く でも とても 寂しいよ
2018年4月のブログ記事
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線路の脇に マッチの燃えカスに 飲み屋の朝に 学校の帰りに 駅のトイレの 落書きに 詰め込めるだけ詰めた 家出の準備に 春が 夏の匂いをさせて 良きものが 待っているかもしれない どこかへ さよなら 知らない人 さよなら まだ見ぬ人 さよなら 仮の住まい さよなら 夜警さん さよなら 掃除やさん ... 続きをみる
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さようなら お母さん なんだか 不思議な 人で 自分の人生を見続けていた 人 でも 音楽をくれて ありがとう
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探しに行く どこかへ もう そんなことも 必要ないんじゃないか ここにある もの 完璧とは程遠いけれど 往々にして そんなもの それでいいように 思える 今夜 僕は 穏やかだ
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漕ぎ出す勇気を 明日のために ください もっていると 信じます
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あっちに行きたい 少しここにいたい もっと、知りたい 逃げてしまいたい 一緒にいたい 1人になりたい 進みたい 留まりたい あした あしたさあ 今は やっぱり やめる あした また 足を 靴の中へ 届かなくても 近くにあるものを つかめ
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僕は僕 君は君 同じようで 絶対的な境目がある それがほんとうにわかるまで 35年かかったよ
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あんたみたいなら 良かった そんなふうに できれば 良かった そうなふうに 笑えたら 良かった そんなふうに 愛せれば 良かった そんなふうに 愛されれば 良かった もしも 例えば そんな言葉ばかり 繰り返すんだろうね ああ 僕は あんたみたいなら 良かった
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真っ赤な 言葉 硬い 硬い 嘘 少しだけ だらしのない すり合わせ 真っ赤な 言葉 硬い 硬い 嘘 少しだけ 情けない 優しさ
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じわじわ 熱が 涼しい空気の中を すり抜ける 隅に溜まる ぞわっと 首筋が 逆なでされるように 眠らないで 帰らないで まるで そんな こと みんなどこかから来て どこかに溶けていく 帰り道も 側溝に流れ出た 踊るように 歩く 振り切りながら 足を動かす 今は ちがうよ 新宿 ゆるく 溶けて 熱を... 続きをみる
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高校はギリギリ卒業できた 薬がてんこ盛りで あまり覚えてない カウンセリングは何度も逃げ出した 勉強はできた テスト前に少しやれば 全く問題なかったけど 学校にいないから 順位はよくなかった 女の子と遊んでた 年上が楽だった セックスすると気が紛れた 大人になって 勝てるような気もした ギターは楽... 続きをみる
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それがしたい というよりは それだけがあった 楽器は転がってた いくつも 学校に行けなくなった中学の時 深夜のラジオで ziggy stardustていう デヴッド・ボウイの コンセプト・アルバムをフルで聴いて CDを見に行った アルバムを聴いた プラスティックな声と よく分からない 軽い 猥雑な... 続きをみる
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そうだな もっと もっと くそがきを しておけば よかった それも できなかった くそがきができなくて ごめんな
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水の中 無音の 音がする 音の響かない世界の 音 樹木 動かない 心模様 ただそこに あり続けることの 意味など 想うのだろうか 今でも こんな 昔に比べたら 何もかも 少しずつ良くなってきた 今でも それらに 思いを馳せる 水に 沈んで 靴も 服も 耳の中も ズクズクに満ちて 静かに 音のない音... 続きをみる
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静かに 優しいのも 続けられない 行くよ もう 激しく 不確かなのも 続けられない 行くよ もう 雄々しく 真っ直ぐなのも 続けられない 行くよ もう 甘く あたたかなのも 続けられない 行くよ もう いつだって 全て 置き去りにして 1人だと 嘆きながら 次の街へと ごめんよ ごめんよ